それはどれか正したものを記しなさい。
遠き国々より、妻子を引き 具しつつも 参で来 なるを。
上記と同様に伊周を敬っている。
直前の「射」はヤ行上一段活用の未然形。
で=打消の接続助詞、接続(直前に来る活用形)は未然形。
動作の対象(先に射させられた人)である道長を敬っている。
候ふ=ハ行四段動詞「候ふ(さぶらふ)」の連体形、謙譲語。
「(見たところ、あなたの)ご気分もまあまあよろしい折です。
老武者が、「どんな高価な弓であろうと、どうして命に代えるようなことを」と非難しましたら、こう言ったというのです。
もう一つの「ける」も同じ あは=ハ行四段動詞「あふ」の未然形、結婚する む=意志の助動詞「む」の終止形、接続は未然形。
動作の主体であるこの殿(道長)を敬っている。
べき=当然の助動詞「べし」の連体形、接続は終止形(ラ変なら連体形)。
女のえ得まじかりけるを、 昔、男がいた。
給へ =補助動詞ハ行四段「給ふ(たまふ)」の已然形、尊敬語。
現代語訳 弓をたいそう上手にお引きになったのです。
「立つ」は四段活用の動詞でもあり、その時は普通に「立つ」と言う意味になる ここでは、直後に「奉り(用言)」があるため、「立て」は連用形であると判断できることから、タ行下二段の方であることがわかる。 」と申し上げて、 延べさせ給ひけるを、やすからず思しなりて、 延長なさったところ、(道長は)心中穏やかでなくお思いになって、 「さらば、延べさせ給へ。
本文中の一語で答えよ。
「給ひ」と合わせて二重敬語になっているため、やはり大宮を敬っていると思われる。
また、ここでは「寄る」の縁語でもある。