5:まとめ 丁寧なイメージでありながら、使い方がどこかややこしかった「賜る」。
「わざとらしい」「嫌味たらしい」など、不快な印象を与えてしまうこともあるため注意しましょう。
結婚式・パーティーといえば、いわば晴れの機会でありフォーマルな場面。
しかし内閣告示・内閣訓令の「送り仮名の付け方」においても「賜る」という送り仮名が本則として定められました。
何かを与えられた時に使う謙譲語 職場でのビジネスメールやフォーマルな場でのスピーチなどで使われる賜るは、『もらう』という意味があります。
交誼・厚誼と高誼・好誼とでは、微妙に言葉の性質が違うようです。
(4) 何とぞご協力を賜りたく、折り入ってお願い申し上げます 「賜りたく」は、何かをお願いするときに使える表現です。 『受け取る』という意味の謙譲語で、主にビジネスなどフォーマルな場面で使えます。
4補足すると、「くださる」や「いただく」は敬語表現上の補助動詞として使われる場合があります。
聞くという意味で頻繁に使われているのが、電話での対応時です。
改めて日本語の難しさと奥の深さを知ることが出来て、言葉を正しく使うということは本当に大事なことなんだなと気づかされますよね。
こちらの言い換え表現も、相手の推察を持ち上げていう表現で、相手に敬意を払った尊敬語です。 交誼と同じ意味を持つ言葉に「友誼(ゆうぎ)」がありますが、こちらの字面の方が言葉のニュアンスを捉えやすいかもしれません。
16「ご高配賜りますよう」「ご配慮賜りますよう」は使い方に注意が必要 「賜りますよう」と組み合わせるフレーズの中でも、使い方に注意が必要なものがあります。
授かる• 日常的な会話の中では、「賜る」を使う機会はほとんどありません。
一方「賜る」は動詞であることが明らかですよね。
例えば自分の状況を察してくれる心遣いをした相手に対して使う場合は、ご高配とご賢察も同じ意味です。 相手によっては嫌味に受け取られたり、失礼にあたる場合もあったりするので注意が必要です。 「賜る」「賜ります」の類似表現・類語 「賜る」「賜ります」の類語・類似表現 謙譲語としての「賜る」は、「もらう」や「受け取る」という意味を持つので、言い換えるならば「頂く」や「拝受」になります。
ビジネスシーンで「賜りますよう」と発言する場合は相手との距離感を見極め、ここぞという場面で使うようにしましょう。
すでにご紹介したとおり、「賜る」は「もらう」のへりくだり表現の意味を持ち、日常生活でも、畏(かしこ)まった場や形式的な挨拶などでよく使われます。
「ご容赦お願い申し上げます」となると、「事情を察して許してほしい」と相手に伝えた表現になります。
当然、主催者側の品格も問われます。
用事があるのは自分の側であり、相手はあくまで付き合わされる側なのだと考えれば、必然的に最も丁寧な表現が導かれるでしょう。
目上の相手の厚意からくる、物品や意見などの言葉を受け取る際に使います。
そのあたりも考慮して使い分けるといいかもしれません。
「賜る」は「もらう」「いただく」という言葉の謙譲語として表現します。
使いたくない」という方は参考になさってください。
特賜【とくし】 特別に賜 タマワ ること。
しかし、それ以外では言い換え表現としては不適の場合があります。
「賜りますよう」は目上の相手に何かをお願いするときに使う 「賜りますよう」は「賜る」の応用表現で、目上の相手から何かをもらいたいという意味。
これは使い分け方があるのではなく、どちらも使用できるということです。
日本語は主語を省くことも少なくありませんが、主語が『自分』か『相手』かで簡単に使い分けができるのです。
・ご懇情(こんじょう)・・・真心のこもった親切な心遣い。